東京物語

小津安二郎の代表作。
ちょっと辛い映画。老夫婦が東京に着いた時点から何やらイヤな予感。自分の子供達に冷たく扱われ、結局一番労わってくれたのは亡き息子の嫁だった。それでも、子供に会えたことだけで喜び、不満をみせることなく尾道に帰っていく。随所随所が可哀想で見てられず。
カメラワーク、台詞、間、全てがリアルで、どこかの家族の日常を覗き見ているような錯覚に陥ってしまう。特に人間描写が抜群だ。本当のホームドラマが見れた。
ただ、あまりにメッセージ性が強すぎる映画なので、心が折れているときや元気がないときは見るべきでないな。正直、今日は暑さと疲労にやられて頭痛がする中、頑張って見てしまった。自分が元気になったときに見直したい。

今年の目標に「巨匠の映画をたらふく観る」を掲げている。ずばずば観まくっているのだが、どれもこれも巨匠と言われる人が作る映画は素晴らしいな。

東京物語 [DVD] COS-024

東京物語 [DVD] COS-024