幸福な食卓

久しぶりに素晴らしい邦画に出会った。『幸福な食卓
上映館も限られてたし上映期間も短かったので、きっと知名度は低いんじゃないかなぁ。集客数だけを考えた薄っぺらい邦画が続々と上映されている中、こんなに良い映画が埋もれていたとは。巡り合えて良かった。

家族の崩壊と再生を描くストーリー。
登場人物のセリフが心にのこる。「気付かないところで中原っていろいろ守られてるって事」 「そんなこと言うくらい悲しかったんだよな」「家族は簡単にはなくならない」…等々。
佐和子と大浦の純愛物語としても、心に染みる。
背伸びをせず淡々とした演出が、とても日本らしくて良い。なんか良いもんみたなー。
この原作を書いた瀬尾まいこさんて、どんな人なんだろう。この作品も含め、読み漁ってみようかな。

幸福な食卓 (講談社文庫)

幸福な食卓 (講談社文庫)