ミリオンダラー・ベイビー
83点
優しい映画だった。
ボクシングがテーマで暗い話と聞いてたから、「ヒラリー・スワンクとイーストウッドの間に師弟愛が生まれて、最後は試合で負け死ぬんだろう」と思ってたが、そんな単純じゃなかった。
全てボクシングに染めてなくて良い。テーマは人生(イーストウッドは親子愛と言っているが・・私は”人生”の方がしっくりくる)。ボクシングはテーマの為に後付けした題材に過ぎなかったのではないか。
ボクシングはボクシングでも女性ボクサーというのがまた映画に良い影響をもたらしていた。
アメリカじゃ、女性ボクシングが盛んなのか??うむむ。
映画に出てくる♀ボクサーの体すげぇな!目つきも怖いし。でも、かっこよかった。
でもって主人公のマギー(ヒラリー・スワンク)のボクシングの上達ぶりが凄い。最初なんて私が見てもわかるくらいヘナチョコだったわ。調べたところ、彼女は3ヶ月特訓して撮影に臨んだらしい。3ヶ月であそこまで上達するとはご立派。(彼女は元々運動神経が良いみたい)
後半、暗い展開になるんだけど、そんな哀しい気持ちにはならなかったな。
涙を流すヒマもないくらい集中して観たせいか??
後味も悪くない(かといって、心に残るってほどでもない)
ところで横のオバハンがいちいち映画に向かって声を出すのをやめて欲しかった。
「うふふ」とか「うわっ」とか「すごーい」とかね。
後半、気持ちが沈むシーンで笑う個所でもないところで「うふ」と笑うのもどうかと思う。
けっ
- 作者: F.X.トゥール,F.X. Toole,東理夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/04/14
- メディア: 文庫
- クリック: 19回
- この商品を含むブログ (40件) を見る